日本型雇用システムはグローバリズムに対応できるか否かが問題

2011.12.24

変動の結果として現在の日本型雇用システムの形成があるのなら、新たな環境条件の変化に応じて、それがさらなる変動に迫られることも不思議ではない。なるほど現在の環境条件の変化は、これまでにないものである。それは一言でいえば、グローバリズムというものであるが、しかし既存のシステムの終焉を迫るかのような変動もまた、今回が初めてというわけではない。七〇年代の石油危機後の不況にあっては、それまでの一〇%前後の成長からマイナス成長へと日本経済は一気に落ち込み、その後も三〜四%の成長に低迷したというように、それはまさしく既存のシステムの終焉を迫るような環境条件の変化であった。

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同じく八〇年代の円高不況は、円レートの四〇%もの急騰というように、それ自体は既存のシステムの終焉を迫るような環境条件の変化であった。しかし、繰り返すなら、このような変動を通じて「日本型」の雇用システムが形成されたのである。問題は、グローバリズムという現在の環境条件の変化に日本型雇用システムが対応できるのかどうかということにある。